セクシュアルマイノリティ
この言葉を知ったのは、パソコンを手に入れた23の時。
それと同時に自分がこれに属することも知った。
女の子が好き。
あのコを抱きしめたい。あのコとキスしたい。
そういう感情。
高校生の時、ひとりの女の子をずっと目で追っていた。
自分が変っていう感覚は皆無だったけど
「あいつホモだし」とか「レズっぽいよね」とか
中傷するような対象になりうることは承知してた。
だから誰にも言わなかったけど。
ちなみに、19歳のときに初めて付き合った男の子は
高校生の時そのコにふられた男の子だ。
聞いたときは「ざまみろ」って思っちゃいました。
ごめんねタケちゃん。
卒業してからは、女の子への恋愛感情には蓋をした。
男の子とくっついたり離れたりの繰り返し。
そんなときにパソコンを購入した。
偶然見つけたレズビアンのカップルサイト。
当時の自分にはものすごい衝撃だった。
そこには幸せそうなカップルの日常。
彼女達の理解者。
そして理解のない人。
彼女たちは現実での色々な問題に悩んではいたけれど
決して自分がレズビアンであるということに迷いがなかった。
戦っている人たちが、ネットの向こうにたくさんいた。
こんだけ人がいるんだから嗜好なんか色々あって当然だよなぁ。
そう思ったとき、なんかが楽になった。
まだまだ理解を示してくれる人は少ないけれど
オープンになったもんだなぁと思う。